アサヒロジティクス株式会社は、大正時代から続く物流会社です。業界全体の労働環境の底上げをすべく、さまざまな方法で取り組んでいます。アサヒロジスティクスの企業概要を中心に紹介します。
アサヒロジスティクス株式会社の食品物流
アサヒロジスティクス株式会社は、食品の物流にとことんこだわった会社です。毎日500万人の食を支える運送能力を有しています。大正初期に創業して以来、今日に至ります。昭和20年には、陸軍からの払い下げのトラックを利用して運送業を展開。その後、牛乳の運送に携わりながら一貫して食品を物流させることを主眼に置き事業展開を行っています。自社での配送からセンターの運営を一括で行っています。自社のオペレーションを行うことで、安心できる物流をということで、日々、契約した店舗や物流拠点への納品業務を行いつつ、約500万人分もの日常生活を支える企業として知られています。物流は、現代社会にとってなくてはならないものです。いったん、ストップしてしまうと手に入るはずの物品が不足してしまって、日常生活を送ることが困難になります。そのようなことがないように、アサヒロジスティクス株式会社では、オペレーションを強化して日本の社会を支えています。
人財への想い
物流業界で、運送業に直接的に関わるドライバーさんは、以前は休みが少なかったり、何時間も続けて運転を強いられたりなどの環境が整わない中での業務運行を行うことが通常だったこともあります。このような状況の中では、職場環境が整わず、なかなか就業者の定着率が上がらずに、離職が増えて人財不足に陥ってしまうこと。職場の衛生環境が良くないことなどが懸念点として掲げられていました。そのような中、物流業界では先陣を切る形で、「物流業界を憧れの業界にする」との経営理念に基づいて、職場環境の改善や安心して業務をするための教育体制の構築に力を入れています。
教育施設の充実
ドライバー用の研修施設である滑川福多センターでは、新人として入社したドライバー全員に新人研修を受講しています。教習のプロとして、専任の教官を採用しています。安全と運転の技術を中心に研修を行うことで、現場である道路に出た時に役に立つようなOJT教育なども採用して、安全や運転の技術で研修を集中して行い、役立てています。このような研修を通して、スムーズなドライバー業務を行えるとしています。
管理者で業務するにあたり、必要なスキルを確立することにも力を入れています。階級別に行う管理者向けの講習もあります。アサヒ人財育成大学と呼ばれている教育制度。普段会うことのない、離れた場所に拠点を置く社員同士での座学・ディスカッションなどを受講しています。会社の一員としての意識を培いながら、管理者として切磋琢磨できるような環境で、やりがいを持ちながら対応しています。会社の歴史を紐解きながら、将来の行く末を見据えていくといった内容で、会社の将来的な位置づけも意識的に促すような内容となっています。